小説家になろう 読んだ小説紹介:『陰キャでいじめられっ子の俺は美容師の母さんが店を開いたら人生が変わった件』

今回読んだのは『陰キャでいじめられっ子の俺は美容師の母さんが店を開いたら人生が変わった件』。話数は41,連載中で総合評価は8000弱。あら筋は名前からうんことよばれいじめられる主人公。高校に行っても同じようにいじめられるが2年生に上がるころ母親が前の美容院が倒産し、自分の美容院を経営、そのお店を手伝うことに。その影響で学校での生活も変わることに。

 内容は悪くなかったと思うけどいじめや学校の対応が杜撰すぎる。前提として主人公が通学する学校は進学校で、順位は公表していないが主人公は入学試験以外常に学年1位。主人公へのいじめがひどくなり、学校で集団暴行を受け顔にカッターナイフで傷をつけられ、教師が駆け付け現行犯逮捕。その後主人公は病院に搬送、学校は数日休校となり、母親が被害届を出すことで暴行事件の主犯たちは退学処分に。ここまではまあわかる。
 だけど主人公が退院後クラスに戻ることになり、学年全体でいじめを行っていたためクラスメイトには腫物を触るような対応に。ここが分からない。殺傷事件まで行くと学校でも十分な調査が行われて学年全体でいじめをしていたぐらいわかるんじゃないの?それに元のクラスにもどさずに特別教室に移すとかあるだろう?これが一部の生徒で行われたいじめならこの対応で合ってると思うけど。

 それにそこから数カ月後、主人公と一所に学園生活を送る美少女に嫉妬して、一部のクラスメイトが再び主人公に集団暴行。美少女たちに伝えられた生徒が駆け付け犯人らは退学処分に。ここもおかしい。殺傷事件が起きたんだよ?いじめが原因だってわかってるんだよ?だったら再び起きないように誰か先生が休み時間でも教室にいるとか主人公の事は常に目をかけるとかもっとあるでしょ?さすがに現実味がなさすぎるな。

 ということでブックマークの登録もなしで、今後読むこともないかな